高知市の岡崎誠也市長は15日から始まった市議会で、6期目を目指し秋の市長選に出馬することを正式に表明しました。

(高知市 岡崎誠也 市長)
「本市が直面する重要課題に真摯に向き合い、高知市型共生社会の実現や地域経済の早期の復興をはじめとする重点事業の仕上げに向けて、市民の皆さまや市議会の方々のご支援をいただけますならば、市政発展の仕上げのために全力で取り組んでまいりたいと決意を新たにしております」

岡崎市長は1975年に高知市役所に入庁。財政課長など務めたあと2003年に高知市長に初当選し、現在、任期は歴代最多となる5期目です。

5期目では新型コロナや物価高騰対策に取り組んできましたが、コロナ禍で落ち込んだ地域経済の復興や人口減少対策などの重要な課題がまだ山積みだとして出馬を決めたとしています。

「市民の命と暮らしを守る」ことを命題にしている岡崎市長。無所属で出馬する意向で、自身の後援会の中でも去就について賛否がある中、議会後、記者団の取材にこう答えました。

(高知市 岡崎誠也 市長)
「やっぱり南海トラフ地震対策と財政がこの3年くらいかなり悪くなってきているので、あと3年近く財政が少し悪化します。一定、財政に経験がないと難しいのではないかというのが判断材料」

高知市長選をめぐってはほかに自民党推薦の桑名龍吾・前県議会議員が出馬を表明しています。