海水浴シーズンを前に水難事故防止に役立ててもらおうと、15日、長崎県内の自動車ディーラーから県ライフセービング協会へ『ライフセーバーカー』が貸し出されました。

水辺での監視や救助を目的とした『ライフセーバーカー』
溺れた人を救出するためのレスキューボートを最大4枚 積むことができるほか、四輪駆動で砂浜でも安定して走ることができ、AEDも搭載されています。

自動車メーカーのスバルは、全国各地のライフセービング協会へライフセーバーカーを貸し出す取り組みを3年前から続けていて、長崎県内では今回が初めてです。

警察庁によりますと、去年夏に水難事故にあった人は全国で638人にのぼり、過去5年で最も多く、一台で複数の役割をこなせるライフセーバーカーの活躍が期待されています。

九州スバル 中路勝博 社長:
「活動の足として、色んな機材を積んだりすることもありますし、砂浜を走ったりすることもあるんですけど、活躍していただきたいなという風に思っております」

県ライフセービング協会 枡屋桃花 代表理事:
「もっと活動の幅が広がり、水辺の事故ゼロ実現に近づいたんじゃないかなと思います。」

ライフセーバーカーの貸し出し期間は15日から9月1日までで、県ライフセービング協会では主に県北の海水浴場で活用したいとしています。