けがで飛べない?夏の暑さに耐えられるのか

本来、シベリアに帰るはずのハクチョウがなぜ1羽だけ取り残されているのか?専門家はこう分析しています。

福島市小鳥の森レンジャー・増渕翔太さん「風切羽という翼の部分がけがというか、抜けているせいかその影響で飛べないのかなと思う」

このハクチョウは、弱ってはいないものの羽が抜け落ちているため。飛ぶためのバランスがとれないそうです。これから暑い日が続く県内で、ハクチョウは暑さに耐えることができるのでしょうか?

増渕さん「けがをして渡っていけないハクチョウが何例か観測されていて、その個体が夏を越しているのも観察されているので、夏を越すことはできると思う」

県は、ハクチョウが人間に依存せず、自然のなかで生きられるよう、むやみに近づいたりエサを与えたりしないよう呼びかけています。