福島市でハクチョウの飛来地として知られる川に、現在も1羽のハクチョウが取り残されています。本来ならば、すでに越冬を終えシベリアに帰っているはずですが、なぜ留まっているのでしょうか?
浦部智弘アナウンサー「こちらは福島市にある川寒橋。ここはハクチョウが飛来することで知られているんですが、この6月に渡り鳥である白鳥がまだいるんです」

福島市の松川に架かる川寒橋。川をのぞくと、1羽のオオハクチョウの姿が。
ハクチョウの飛来地として知られているこの場所ですが、通常、越冬したハクチョウは3月ごろには、故郷のシベリアへ旅立ちます。近所の人によると、このハクチョウは去年11月ごろからこの場所に留まっているといいます。
近くに住む人「あの子だけ帰らなくて、よく通る人たちとけがをしているんじゃないかなと話していました。1羽でいるのでかわいそうだし、寂しそうで心配です」
クークーと鳴き、地元の人からは、クーちゃんの愛称で親しまれています。