共働き世帯の増加などで懸念されるのが「子どもが孤立してしまうこと」です。子どもたちが安心して過ごすことのできる地域での「居場所」を増やそうと、岡山市北区で支援団体などへの相談会が開かれました。

(岡山市社会福祉協議会 内田通子会長)「ひとり親家庭だったり、働いていると子どもといる時間が少なくなったりすると、居場所というものが必要だと思います」

相談会は岡山市社会福祉協議会が開いたものです。ここで言う“子どもの居場所”とは、放課後や休日などに、親ではない地域の大人たちが子どもを見守る、学校でも家でもない“第三の居場所”のことです。

昨年(2022年)、岡山市中区で“子どもの居場所”を開設した石川由美子さんです。石川さんの団体では月に1日・約2時間半、放課後の時間帯に地域のボランティアの人たちが、子どもたちを受け入れています。
「あつまれ!」

(レインボーアットホーム 石川由美子会長)「ここに来たらみんなと話ができて楽しく過ごすことのできる居場所が、本当にこれから大事になってくるのかなと。地域に1つでも2つでもあったらいいと思います」

国の調査では現在、7人に1人の子どもが貧困状態とされていて、特に母子家庭など、ひとり親世帯の貧困率は48.1%に上っています。

岡山市内では現在、フリースクールや子ども食堂といった“子どもの居場所”が年10か所ペースで増えていているということです。しかし、運営する団体ではまだまだ数が少ないと感じています。

(子ども食堂を運営する団体)「自分の地域に子ども食堂がないとか行きづらかったりするような家庭や子どももいるので、逆にちょっと隣の地域の子ども食堂の方が参加しやすかったり」

(岡山市社会福祉協議会 松原智一さん)「地域で子どもを育てていくとか見守る目を増やしていくことで、子どもたちが地域で安心して暮らすことができるように私たちも地域づくりを進めていきたい」
岡山市社会福祉協議会では今後も“子どもの居場所”の開設に向けた支援を続けていく考えです。
【スタジオ】

この「子どもの居場所」が担う役割ですが、主に
(1)「大人が子どもの孤立を防ぐ見守りの場」
(2)「社会を知る学びの場」など4つが上げられています。

このうち一番重要なのが「気づきの場」とされています。

これは、地域の大人たちが子どもが抱えている家庭環境の課題や悩みなどにいち早く気づき、相談機関に連絡し解決につなげるというものです。

岡山市社会福祉協議会では今後、市内にある全ての小学校の学区約90か所まで“子どもの居場所”の開設を目指していきたいとしています。また、開設にあたっては助成金の制度も設けられているということで相談してほしいと呼びかけています。














