AIの活用が農業でも始まっています。
農作業中の困りごとなどに答えてくれるAI『スーパー農家 トミさん』が、このほどリリースされました。

『トミさん』は、無料通信アプリ LINE で “友だち”になると使えるサービスで、長崎市のスタートアップ企業『ラプラス』が、ベテラン農家の監修のもと、今月リリースしました。

ラプラス・原崎 芳加さん:
「“AI”っていったら、とっつきにくいじゃないですか?
農業に関しては“後継者不足だよね”とか“生産性もっと上げていかないと困った状況になるよね”という話が上がっているんですよね。
気軽に聞けるような“先輩の農家さん”がいれば、そういった諸課題が解決されるんじゃないかなと」

“害虫の予防法” や “売り上げアップの方法”など、質問を投げかけてみると──

原崎さん:「(アプリに文字を入力)“いちご”について“灰色カビ病”の予防方法を具体的に3つ教えてください」

『トミさん』が数十秒で具体的な解決策を示してくれます。

このほか、野菜や果物を使ったレシピなど、農業関係者以外にも役立つ知識を教えてくれます。

原崎さん:
「その土地独特の課題・気候・管理方法を、今後『トミさん』に吸収していただきつつ、改善していけると良いなと思いますね」

開発した企業では、今年度中に各地域特有のデータを集め、AIに学習させることで回答の精度を高めたいとしています。