10日、島根県大田市に住む女性が有毒植物のトリカブトを誤って食べ、食中毒の症状で入院したことが分かりました。
島根県に入った連絡によりますと、入院したのは大田市に住む70代の女性です。
10日正午ごろ、観賞用として自宅の庭に植えていたトリカブトの葉を、ミツバと間違えて調理して食べました。
女性は3時間後に体のかゆみや動悸、吐き気の症状が出て、訪れていた出雲市内で医療機関を受診し、入院しました。
現在は回復傾向にあるということです。
トリカブトによる食中毒は春から初夏にかけて、若い葉を食用のニリンソウやモミジガサと間違えることが多く、厚生労働省によりますと直近10年間では全国で8件15人が食中毒を発症し、1人が死亡しています。