機密文書を違法に持ち出したとして起訴されたアメリカのトランプ前大統領。公開された起訴状で、核開発計画などの機密文書を邸宅のシャワー室などに保管していたことが明らかになりました。
スミス特別検察官
「本日、トランプ氏を国防情報に関連する違反の重罪と司法妨害の陰謀に加担した罪に問う起訴状を公開しました」
ケースが横倒しになり床に散らばった書類、シャワー室に雑然と積み上げられた段ボール。フロリダ州の連邦裁判所が公開した起訴状にはトランプ前大統領が違法に持ち出した機密書類の保管状況を写した写真が含まれていました。
トランプ氏は国防に関する情報を不当に保持していたスパイ防止法違反など37の罪に問われていて、起訴状によりますと、おととしの大統領退任に際し、大量の機密文書をフロリダにある邸宅に持ち出しました。
その中には、▼アメリカの核開発計画や、▼外国の核戦力の情報などが含まれ、床に散らばった書類にはアメリカやイギリスなど5か国で軍事機密を共有する枠組み「ファイブ・アイズ」にしか共有できないものも含まれていたといいます。
また、こうした機密書類を2回にわたり、自らの関係者や支援者らに見せていたということです。
アメリカ バイデン大統領
「(Q.司法長官と話をしましたか?)していないし、これからもしない。起きたことについてコメントは無い」
バイデン大統領やホワイトハウスは起訴について言及を避けています。
トランプ氏は13日に裁判所に出廷し、罪状認否に臨む見通しですが、起訴状の公開後も自らの無実を主張しています。
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