9日、衆議院の委員会で可決された「LGBT理解増進法案」をめぐり、性的マイノリティの当事者たちは急転直下で修正案に入った「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」との文言に懸念を表明しました。
9日、衆議院の委員会で可決された「LGBT理解増進法案」は、自民党が8日になって日本維新の会と協議し修正したものです。維新などの案に入っていた「全ての国民が安心して生活することができることとなるよう、留意する」との条文が付け加えられています。
LGBT法連合会 林 夏生 代表理事
「正直、1人の当事者としてこの文言を見たときに、LGBTとされる人々に対して理解を進めるということが、そんなにも誰かの安全を脅かすことなのか。私達の存在ってそのようなものとして社会に認識されているのかと思うと本当に辛くなります」
9日夕方、会見を開いた性的マイノリティの当事者はこのように懸念を示し、「人権に関する法律の中にこんな文言が入るなんて見たことも聞いたこともない」と再考を求めました。また、「当事者が不幸になってしまう修正だ」ともしていて、 改めて修正を検討してほしいと訴えています。
注目の記事
気象庁「冬らしい冬」発言には“油断禁物”のメッセージ? 年末年始の天気どうなる【Nスタ解説】

「それならお前を殺す」中3の息子(15)は少年4人から暴行を受け命を奪われた 角材で殴られ、コンクリートの塊を投げつけられ「頭がでこぼこにへこんでた」【少年集団暴行事件・第1話/全4回】

全国初「学長のおごり自販機」高知大学に設置 費用は学長の“自腹”で「あること」をすれば飲み物が無料に

残る唯一の系統《北海道犬》5匹の子犬誕生 年間繁殖数は約7000匹⇒100匹 飼育を続けて半世紀…血統を守ろうと奮闘する80歳男性

「手相が変わる」ってホント? 運勢をみるだけじゃない!手相が示す健康状態と生活のクセ「医学」と「占い」それぞれの解釈

【旧網走監獄】雑居房の床下から謎の文章13枚が見つかる 服役囚が隠した理由と文章の中身…半世紀以上の時を経て明らかに、記述から探るリアルミステリー









