厚生労働省は新型コロナの「定点把握」によって集計した全国の1週間の患者数が前の週と比べて1.25倍になったと発表しました。特に沖縄県を中心に「感染の拡大傾向がみられる」としています。

厚労省はコロナが「5類」となった5月以降、すべての患者の数を把握して毎日公表する方法をやめ、特定の医療機関だけに届け出をしてもらう「定点把握」を導入しています。

厚労省によりますと、全国およそ5000の医療機関から今月4日までの1週間に報告されたコロナの患者の数は2万2432人でした。1つの医療機関あたりの患者数は4.55人で、前の週と比べて1.25倍となり、40の都道府県で前の週より増加しました。

都道府県別にみると、1医療機関あたりで患者数が最も多かったのは▽沖縄県の15.80人で、次いで▽石川県の6.98人、▽北海道の6.71人などとなりました。

沖縄県では感染者の数が前の週から1.5倍となっていて、厚労省は「感染の拡大傾向がみられていて、注意が必要」だとしています。

同じ5類に分類されている季節性インフルエンザでは、流行入りの目安として1医療機関あたり「1.0人」との基準が定められていますが、コロナではまだ目安となる基準は設けられていません。