国会も最終盤に入り、与野党の攻防が激しさを増しています。野党が内閣不信任案を提出すれば、岸田総理が解散に打って出る、こんな見方も出る中で、9日も各方面から発言が相次ぎました。
JNN世論調査では不支持がわずかに上回る 会期末で解散に打って出るとの見方も
日比麻音子キャスター:
この解散をめぐっては様々な発言が相次いでいます。

自民党 森山選対委員長(6月9日)
「解散をいつするかは、総理しかわかりません。何を国民に問われるかということが大事」
自民党 二階元幹事長(6月8日)
「『さぁいらっしゃい』と、こういうぐらいの体制でいきたい。来たるべき日に、備えようではありませんか」
立憲民主党 長妻政調会長(6月8日)
「具体的なことを言わずに、解散に突っ込んで総選挙。非常におかしなことではないか」
日本維新の会 藤田幹事長(6月7日)
「うち(維新)を潰そうと思って、早くやるのは正しい選択。僕が岸田さんやったら、(解散を)やるかなと思います」
さて、この解散風について、6月3日・4日に行われたJNN世論調査です。

〈JNN世論調査〉
支持 46.7%
不支持 48.3%
さらには、与党関係者は…
「岸田翔太郎氏の件で、もう少し下がるかと思ったけど、横ばいだね」
比較的高い支持率を維持できている。このことによって、会期末で解散に打って出るとの見方が根強いのではないかということなんですね。

さらには、こういった行動にも注目がされているんです。
2023年3月に岸田総理がウクライナへ電撃訪問しました。5月には、ゼレンスキー大統領が電撃来日しました。
こういったことを見てみると「総理が何をするか分からない」と、総選挙・解散においても、疑心暗鬼になっているという状況のようなんです。では、解散について…

TBSスペシャルコメンテーターの星浩氏
「衆議院の任期(4年)もまだ1年半余りしか経っておらず、大義名分がないので、今国会の解散は、かなり難しいだろう」

さらに、6月3日・4日に行われたJNNの世論調査の結果では…
Q.衆議院の解散・総選挙の時期
・任期満了まで行う必要はない 37%
・できるだけ早く 15%
・年内 21%
・来年中 17%