梅雨入りを前に、警察が大規模な洪水が起きたことを想定した救助訓練を行いました。

福島県二本松市の阿武隈川で行われた訓練には、県警本部や警察署から、およそ110人が参加しました。

訓練は、大雨による洪水で集落が孤立したという想定で行われ、警察官がボートに乗り、およそ200メートル離れた川の対岸に取り残された住民を救助しました。

また、川でおぼれた人を救助する際に使用する浮き輪型の装備の使い方を確認しました。

県警察本部警備部・荒井宏之警備監「うちは大丈夫だ、ここは大丈夫だという考えではなくて、うちも危ないかもしれないと早めの避難をしていただきたい」

去年、県内では河川や用水路でも水難事故が発生していて、警察では大雨の際に川や用水路に近づかないよう、注意を呼びかけています。