山梨県が6月補正予算案に事業化の検討費用を盛り込んだ富士山登山鉄道構想について地元、富士吉田市の堀内市長は「必要性を感じていない」と改めて反対の姿勢を示しました。
県は6月補正予算案に富士山の麓と5合目を結ぶ富士山登山鉄道構想の事業化を検討する費用を計上し、今後、課題について有識者による検討を始める考えです。
この動きについて、従来から構想に反対してきた富士吉田市の堀内市長は・・・
富士吉田市 堀内茂市長:
登山鉄道に関しては不要なもの(予算)をのせたなという思いです。必要性を相変わらず全く感じていない。はっきり申し上げて富士山登山鉄道は反対です。

既に5合目まで電気バスが運行していることや整備による環境破壊への懸念をあげて「富士山をこれ以上傷つけるべきではない」と話し、改めて反対の姿勢を示しました。

一方、休憩しないで山頂を目指す「弾丸登山」の増加などが懸念されている2023年の夏山シーズンについて市などは、登山道を管理する県に対し登山者の規制を求める要望書を6月12日に提出することにしています。