オレンジ色に染まったニューヨークはまるで火星。焦げ臭さのため、鼻をつまんで歩く人の姿も見られました。原因は隣国カナダで相次ぐ山火事。ニューヨークは“世界最悪”の大気汚染都市となり、ブロードウェイでは呼吸困難で俳優が急遽交代になったといいます。
「大気汚染都市ランキング」でニューヨークが首位に…なぜ?

6月7日、ニューヨークの風景をみると…まるで火星のようです。
藤森祥平記者
「本来見えるはずのワールドトレードセンターや、その周りのビル群がかすみ、ほとんど見えません」

ハドソン川にかかるジョージ・ワシントン・ブリッジも、対岸側が見えなくなっています。ニューヨークのシンボルである自由の女神像は、シルエットがかろうじてわかる状態に…。
タイムズスクエアでは多くの人がマスクを着けています。持っていない人は、鼻をつまんで歩きます。
街の人「この臭いは苦手だ。頭がクラクラする」
藤森記者「立っていても目がかすみますし、うっすらと焦げ臭いにおいがします」
焦げ臭い理由は、山火事が原因だからです。

隣国カナダで相次いで発生している山火事。この山火事で発生した煙がニューヨークに流れ込み、大気が汚染されているのです。
ニューヨーク アダムズ市長
「煙の動きを予測することは困難だ。全てのニューヨーカーは可能な限り屋外での活動を制限してください」

衛星写真でも、カナダからニューヨーク方面に茶色い煙の帯が流れ込んでいるのがわかります。NASAなどによると、本来海の方向に流れるはずの煙が、低気圧などの気圧配置の影響でニューヨーク方面に留まったのだといいます。
スイスの空気清浄機メーカー「IQエアー」によると、ニューヨークは現在、世界の主要都市の中で最も空気の悪い都市となっています。

▼大気汚染都市ランキング(8日午後10時時点・大気質指数)
1位 ニューヨーク(アメリカ) 184
2位 ハノイ(ベトナム) 161
3位 テルアビブ(イスラエル) 156
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57位 東京 55














