災害情報に「慣れちゃいけない」という心構えが大事

上村キャスター:
次にご紹介するのは、避難所まで案内してくれる「みたチョ」というアプリです。避難所までの経路が表示され、さらに地図が苦手な人や土地勘がない人には、ARで表示してくれます。GPS誘導のため、ネットが途切れても使用可能だということで、旅先や行き慣れていないところでも、こういうアプリは役立つかもしれませんね。

ホラン千秋キャスター:
これから災害が増えてくる時期になりますので、こういったアプリをフルで活用して、皆さんにもしっかりと対策をしていただければと思いますね。

田中ウルヴェ京 スポーツ心理学者:
6月2日はあれだけ雨が降りましたから、被害に遭ったところもあれば、たとえ被害がなくても地盤が緩んでいるところもあるでしょう。災害が起きる可能性というのは見えないことも多いので、そこにも注意をしなければいけないですよね。

井上貴博キャスター:
特に2023年から気象庁は、情報をいかに早く出すか、そして情報を細分化するかということに舵を切りました。2日からの一連の大雨で、線状降水帯の発生情報が、多分10回以上は出ているんですよね。そうすると、どうしてもメンタル面で慣れてしまいます。慣れなければいけないところもありますが、慣れすぎると情報が届かなくなるというのが難しいです。

田中ウルヴェ京さん:
「慣れちゃいけない」とか、「人間は慣れる可能性がある」と思うことだけでもすごく大事です。