お中元商戦が始まりました。お中元の市場は縮小しているということですが、富山大和ではことし目玉企画を構え、従業員たちの気合が高まっています。

「お中元商戦がんばろう」

家族や友人に感謝を伝える夏のギフト、お中元。富山市にある百貨店、富山大和では8日からギフトセンターが開設され、開店前に従業員たちが気持ちを新たにしました。

富山大和 中崎俊也店長:「ことし100周年の皮切りにお中元が始まるということで、身の引き締まった思いです。なんとかことしは頑張るぞということをいま心に誓っております」

創業100周年を迎える大和がことしの目玉に据えたのは北陸の商人の原点「北前船」。北海道から大阪まで北前船が立ち寄った各寄港地を代表する銘品を集めました。

午前10時の開店とともに、ギフトセンターには大勢の客が…。

孫へ贈る人:「(孫は)来ないからね。何かちょっとしたもの学校から帰ってきたら食べられるようなものを送ってあげたい」

娘夫婦へ贈る人:「迷う。あんまり恥ずかしいものもできないし、そこが悩みの種やね。一応家で印はつけてきたんだけど…ずっと昔からやっているから、誰かやめると言ってくれないかな」

富山大和でお中元を求める人は60代以上が中心で、売り上げは毎年少しずつ減少。ことしは若者向けに2000円以下の手ごろな商品も充実させ、新たな客層の取り込みに必死です。接客にあたるのは全館から集められた20人の精鋭社員たち。なかでも若手社員はー。

若手社員:「カタログを全部読み切ったあとに、ふせんとか貼ったりして結構勉強してきました」「一週間くらいかけて…(覚えた)主に人気の商品だったり、こういったところをぱっと出せるように」「これがイチオシですと押しができるような接客をしていきたい」

富山大和のお中元ギフトセンターは8月1日までです。