経営再建中の東芝は、国内ファンドによる買収に向け、株主に対してTOB=株式公開買い付けに応じることを推奨すると発表しました。

東芝 渡辺章博 取締役会議長
「(TOBは)株主の皆様にとって投資回収のために非常に合理的な機会だと考えている」

東芝は、投資ファンドの日本産業パートナーズを中心とした、国内連合による買収を受け入れを決め、非上場化による経営再建を目指しています。

日本産業パートナーズ側は、7月下旬をめどに東芝株のTOB=株式公開買い付けを開始し、1株4620円で買い取る方針です。

東芝はきょう「買収価格の妥当性が高まった」として、株主に対してTOBに応じることを推奨すると発表しました。

東芝はこれまで、株主への応募推奨については明言していませんでしたが、これで買収成立に向けて大きく前進したことになります。