2019年の台風19号で被災した長野市赤沼の商業施設が8日、生まれ変わってオープンしました。

被災から3年8か月、再建に向け、施設の改修や交渉を続けた中で、地域にとっても念願の営業再開です。

■古畑キャスター
「こちらがきょうから営業を再開した商業施設です。台風19号で浸水の被害を受けてから4年ぶりの営業で、生活の利便性向上が期待されています」

国道18号・通称アップルライン沿いにできた商業施設、「アップルラインガーデン」。

台風19号で被災し休業していた当時の『ユーパレットショッピングモール』から名前やテナントが変わり、8日、3年8か月ぶりに営業を再開しました。

2019年の台風19号では、この地域一帯が広範囲に浸水。

施設も大きなダメージを受け、営業休止を余儀なくされました。

運営を担ってきた食品スーパーデリシアは、これまで新たなテナント誘致の交渉や、改修工事を重ね、ようやくこの日を迎えました。

オープンしたのはスーパーやドラッグストア、100円ショップです。

ドラックストアのレジには大行列が!

店内は、早速地元の人たちが買い物に訪れて賑わいました。

■買い物客
「待ちに待っていたのでうれしい。お客さんが集まれば赤沼も活性化されていいかなと思う」                                                                         「いいですよ大型店ができたとうのは。全然何もなくて寂しかったけどこうやってできたからよかった」

7月には、ホームセンタのコメリや、家具・日用品を販売するニトリが順次開業を予定していて合わせて6店舗が並びます。

■デリシア・松崎岳雪販売本部長
「(営業再開まで)長らくお待たせしてしまったが楽しく買い物をしてもらえればと思う。この地域の皆様に私たちも支えられているのでその貢献をしていきたいと考えている」

被災した施設の再開は、復興を進める地域にとっても大きな一歩となります。

デリシアでは、「住民の生活をより豊かにするために、暮らしに根ざした商業施設を目指していきたい」と話しています。