猟銃などで4人が殺害された事件を受け、中野市議会では、湯本隆英(ゆもとたかひで)市長が犯罪被害者を支援する条例案を提出する考えを示しました。

8日開会した中野市議会の冒頭では、犠牲になった4人に黙とうが捧げられました。

■湯本市長
「二度とこのような悲惨な事件がないように関係機関と連携し取り組んでいきたい」

あいさつで湯本市長は、被害関係者や地域住民の心のケアが重要だと述べ、この議会中に、犯罪被害者等支援条例案を提出し、早期の成立を目指す考えを示しました。

また、容疑者の父で議員を辞職した青木正道(あおきまさみち)前議長の後任の議長に、原澤年秋(はらさわとしあき)議員が選出されました。

本会議終了後、取材に応じた湯本市長は条例制定で、被害者への支援金をいち早く届けられるような体制を整える事や、同様の事件が再び起こることのないよう「孤独」を産まない社会を目指したいと述べました。

■湯本市長
「今の事件は、孤立とか孤独が結構キーワードになっているような感じがしますので、孤立させない孤独にさせないということ」