軽井沢町で大学生ら15人が死亡した2016年1月のスキーバス事故で、長野地方裁判所は、運行会社社長の高橋美作被告に禁固3年、当時の運行管理者の荒井強被告に禁固4年の実刑判決を言い渡しました。

2016年1月、軽井沢町の碓氷(うすい)バイパスで、スキーツアーバスが道路脇に転落し、大学生など15人が死亡、26人が重軽傷を負いました。

この事故の責任を巡り、バスの運行会社の社長・高橋美作(たかはし・みさく)被告61歳と当時の運行管理者・荒井強(あらい・つよし)被告54歳が、業務上過失致死傷の罪に問われています。

先ほど午後2時から長野地裁で始まった判決公判の冒頭で、大野洋(おおの・ひろし)裁判長は、高橋被告に禁錮3年、荒井被告に禁錮4年の実刑判決を言い渡しました。

裁判の最大の争点は、両被告が事故を予見できたかどうかで、現在、裁判所が判決の理由などを読み上げています。