オリーブをエサに混ぜて育てた養殖ギンザケ、「オリーブギンザケ」の報告会が7日夜、宮城県石巻市で開かれ、水揚げ量に上限を設定し、安定生産を目指すことが報告されました。
石巻専修大学が開いた報告会では、理工学部の角田出教授が、「オリーブギンザケ」の現状と課題を発表しました。この「オリーブギンザケ」のプロジェクトは、2018年度から、石巻専修大学が中心となって始まり、今年3月、雄勝湾で初めての水揚げがありました。来年度は商品化を目指していますが、角田教授は、石巻市内のオリーブ生産量などから、年間の水揚げ量を最大2万匹に設定し、生産の安定化を図ると述べました。
石巻専修大学理工学部 角田出教授:
「石巻圏域あるいはその関係者のところで作った分できちんと処理できるものとしたい。安全を確立したい。最大で今のところ(生産は)2万匹」

7日は試食会もあり、出席者は、身の色や香りが良いという「オリーブギンザケ」の味を確かめていました。
