新潟県魚沼地域を走る4つの路線バスを10月から「1年間休止する」として、『南越後観光バス』が北陸信越運輸局に提出していた“休止届”を、6月1日付で取り下げました。4つのバス路線は10月以降も運行が継続されます。

新潟県南魚沼市に本社を置く『南越後観光バス』は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少するなか2022年10月に、路線バス継続のための支援の増額を沿線の各自治体に求めていましたが、これを断られたため、魚沼市小出地域と南魚沼市六日町地域を結ぶ路線などの4路線を10月から運行休止するという「休止届」を3月31日付で北陸信越運輸局に提出していました。

魚沼市によりますと、休止届の対象路線バスが走る魚沼市・南魚沼市・小千谷市・長岡市・湯沢町とバス事業者とを交えて地域住民の交通手段を確保するための複数回の協議を重ね、対象路線の運行に必要な予算確保などに向けて前向きに進めていく方針で一致したということです。