ことし4月の佐世保市長選挙で当選した、宮島大典市長が先月、当選のお礼を記した挨拶状を発送していたことが分かり、長崎県選挙管理委員会は「公職選挙法に抵触するおそれもある」としています。
ことし4月の選挙で、5万4千票あまりを獲得し、初当選を果たした宮島大典佐世保市長。
後援会事務所では5月、関係者におよそ800通の挨拶状を発送しました。

佐世保市の宮島市長名で出された挨拶状には「お陰さまで当選の栄誉を勝ち取ることができました」など市長選の支援に対するお礼や感謝の言葉が綴られています。

県選管によりますと『当選や落選に関する挨拶目的の文書を不特定多数に送ること』は、公職選挙法で禁じられており、違反した場合は30万円以下の罰金が課せられる可能性があるということです。

今回の件について宮島市長の後援会事務所では「就任挨拶として発送したが一部、当選お礼ととられる文面があり、誤解を与えてしまった。大変申し訳ありません」と話しています。