ウクライナ南部の水力発電所のダムが破壊されたことについて、ウクライナ、ロシア双方が相手側の攻撃によるものだと非難しています。
ゼレンスキー大統領は破壊された南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムについて、「ロシア軍が施設内部から爆破した」「計画的なものだった」と非難。大統領府高官は「ウクライナ軍の進軍を妨害する目的だ」と指摘しています。
一方、ロシアの大統領報道官はロシア側の関与を否定し、「ゼレンスキー政権の命令で実行された」と主張しました。
周辺に洪水などの被害が出ているほか、ダムの水はザポリージャ原発の冷却水としても使われていますが、IAEA=国際原子力機関は冷却水を供給する貯水池の水位が1時間に5センチ低下しているものの、「安全性に差し迫った危険はない」としています。
アメリカのNSC=国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は6日、「ロシアが関与したという報道は見ているし、ウクライナと協力して情報を集めているが、現時点で何が起こったか決定的なことは言えない」と述べるにとどめました。
一方、数千人が避難を強いられ、多くの死者も出る可能性があるとしたうえで、ダムが水力発電に利用されていたことから「ウクライナのエネルギー安全保障に壊滅的な影響を与える」と指摘しています。
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