例年、冬場に感染者がピークを迎えるインフルエンザですが、宮崎県内では、今、感染者が増加していて、1医療機関あたりの感染者数は全国ワースト1位となっています。
なぜ、初夏のこの時期に流行しているのか。その理由を専門家に聞きました。
先月28日までの1週間に県内58の医療機関で確認されたインフルエンザの感染者数は410人で、1医療機関あたりの感染者数は7.1人。
これは、全国ワースト1位の感染者数で、2位の長崎県や3位の愛媛県と比べても飛びぬけて高い数字です。
年齢別にみると、14歳以下が全体の8割以上を占めていて、県内11の学校などが、この期間に学年閉鎖や学級閉鎖の措置をとっています。
例年の同じ時期の平均値に比べて、およそ37倍にのぼっている感染者数。
なぜ、今、増えているのでしょうか。
愛泉会日南病院 峰松俊夫医師【ウイルス学】
「免疫を持たない集団では、インフルエンザウイルスは冬に限らず夏でも大流行する。ここ2年間ほどは、新型コロナウイルスの対策は十分に行われてたせいでインフルエンザの流行は起こらなかった。皆さん免疫を持っていないので、ウイルスが入ってきたらすぐに広がるとそういった状態になる」
峰松医師によりますと、2009年にインフルエンザが世界的に流行した際、日本では夏に感染が拡大したことや、飛沫感染では極めて短時間に人から人に伝播することなどから、インフルエンザの流行に温度や湿度の影響は少ないと考えられるということです。
今後の動向が気になる「初夏のインフルエンザ」。
どのような対策をしたらよいのでしょうか。
愛泉会日南病院 峰松俊夫医師【ウイルス学】
「コロナウイルスの場合は、発症する前に人に広げます。
インフルエンザの場合は、発症してから3日間ほどの間に人に広げるという状態ですので、インフルエンザの場合は発症してからちゃんと休む。あるいは、自宅で療養するとか、そういったことをすることである程度感染の対策はできる。
重要なのは、ハイリスク者の方あるいは高齢者の方、こういった方々が重症化しないようにするというのは大事です」
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