特急列車が緊急停止。原因は一部の鉄道ファンによる迷惑行為でした。

6月3日、栃木県矢板市の踏切で撮影された映像では、警笛を鳴らした列車が踏切の先で緊急停止

いったい、何があったのでしょうか?Nスタは6月5日、その現場へ向かいました。

記者
「撮影者が立っていたとみられる場所ですが、電車との距離が近く、とても危険です」

映像が撮影されたのは、6月3日午後6時ごろ。写真撮影を目的とする鉄道ファン、いわゆる“撮り鉄”の姿が確認できます。お目当ては…

寝台特急「カシオペア」2016年に惜しまれながら定期運行が終了しましたが、その後もツアー旅行客向けの臨時列車として運行を続けていて、今も鉄道ファンから根強い人気を誇る列車です。

撮影しようと、一部の“撮り鉄”が危険すぎる迷惑行為に!この動画を撮影した人によると…

撮影者
「(列車が)到着する1分ほど前に急に現れて、線路の横に3人横並びで、撮影の準備を始めたという形」

これは列車が来る直前に撮影された写真。3人がカメラを構えている場所は“線路スレスレ”

3人は警笛を鳴らされると、慌てた様子で線路沿いを逃走します。

1人は踏切に置いていた荷物を手にとりダッシュ。抱えていたのは「三脚」です。

あとの2人は線路沿いのあぜ道へ。茂みの中へ逃げていきました。

JR東日本によると、線路内への人の立ち入りを確認したため、約14分間、停止したということです。