原発事故をめぐり、地区の原状回復などを求めて国と東京電力を訴えている浪江町津島地区の原告団が4日総会を開き、東京電力側の姿勢を批判しました。

浪江町津島地区は、原発事故で大部分が帰還困難区域となり住民が地区の原状回復などを求めて国と東京電力を訴えています。

4日は原告団が総会を開き、5月25日に仙台高裁の裁判官が現地を確認した「現地進行協議」の状況などが報告されました。
原告団の弁護士は、現地進行協議について「充実した検証になった」とした一方、「賠償がなされている」と主張を続けている東京電力の姿勢を批判しました。

白井劍弁護士「賠償額の数字を執拗に示し、こんなに賠償金をもらっているとアピールし続けた」

次回の裁判は7月21日に行われます。