西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市の真備地区で、タスキで無事を知らせる訓練が行われました。災害時の逃げ遅れを無くすのが目的です。

倉敷市真備町川辺で行われた「黄色いタスキ大作戦」は、災害時に「無事です」と書かれた黄色いタスキを玄関先に結びつけることで無事を知らせるものです。

西日本豪雨の際は避難したかどうかわからない家も多かったため、タスキの無い家を声をかける目安にします。

きょう(4日)は自治会長などがタスキを確認し、安否情報を集約しました。

(川辺復興プロジェクト あるく 槙原聡美代表)「少しずつ(災害への)意識が薄れてきていると言われる方もいらっしゃいます。今一度、災害はいつくるかわからないということを再確認しながら、備えるきっかけになったらいいなと思っています」

地区ではこうした住民主体の訓練を通じて、「災害時の逃げ遅れゼロ」を目指したい考えです。