新潟県柏崎市で4日、拉致問題の解決に向けたフォーラムが開かれ、拉致被害者の蓮池薫さんが「揺らがずに被害者の救出を求めていくべきだ」と力を込めました。

拉致問題解決のため社会に広く訴えようと開催された4日のフォーラム。拉致被害者の蓮池薫さんや柏崎市の桜井雅浩市長らが出席し、問題解決へ向けた提言を行いました。

【蓮池薫さん】
「拉致問題を最後まで諦めずに解決するためには何が必要か。真実に妥協してはいけない。拉致被害者が死亡した根拠はない。北朝鮮が隠している拉致被害者の生存情報をあらゆる手段で見つけ、それを北朝鮮との交渉の場で突き付ける努力が必要」

フォーラムは蓮池さんの母校である中央大学の同窓会が主催し、蓮池さんも企画から携わりました。拉致被害者と家族が高齢となる中、蓮池さんは「揺らがずに被害者の救出を求めていくべきだ」と訴え、多くの人たちが熱心に耳を傾けていました。