長野県内の大雨は 3日朝までに峠を越えました。
けが人はいなかったものの、建物や道路に被害が出ています。
土砂災害警戒情報が出されていた阿南町南條では2日夕方、民家のすぐ脇の土砂が崩れ、窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。
(住民は)
「バリバリ、ダーンという音がして、外へ出たらこういう状態で」
このほかにもこれまでに伊那市や駒ヶ根市で床下浸水の被害が確認されています。
(中嶋記者)
「土砂崩落が起きた飯田市の現場では、今朝から復旧作業が行われている」
飯田市上飯田の県道では、沢があふれて大きな岩や土砂が道路上に流され、県が復旧作業を行っていました。
県内では依然複数の道路で通行止めが続いています。
一時土砂災害警戒情報が出されていた木曽町。
3日朝の木曽川は濁った水が勢いよく流れていましたが、徐々に水かさは減りました。
(住民は)「この地区は過去に木曽川が被害があったところがあるので、今回もちょっと心配した。「避難勧告が出れば動かなきゃと思ったんですけど、今回はなかったので助かりました」
(住民は)「きのうは台風がすごくて学校がなしになったりしたのですが、きょうになって外出できるようになってよかったなと思います」」
降り始めから3日午前8時までの雨の量は、飯田市南信濃で288ミリ、御嶽山で270ミリなどを観測。
飯田市南信濃では、3日午前3時半までの24時間降水量が観測史上最大の273.5ミリに達しました。
県内の鉄道は、ほとんどの区間で列車の運転が再開されましたが、JR飯田線の天竜峡と愛知県の豊川の間は、災害の影響できょういっぱい運転を見合わせるほか、あすも天竜峡と愛知県の新城の間で列車の運転を見合わせるということです。














