ロシア主導の軍事同盟に加盟する、旧ソ連・アルメニアのパシニャン首相は「ウクライナとの戦争ではわれわれは同盟国ではない」とロシアと距離を置く姿勢を明らかにしました。
アルメニアのパシニャン首相は2日までにチェコのテレビのインタビューで「ウクライナとの戦争においてわれわれはロシアの同盟国ではない」と発言。ウクライナ侵攻をめぐり、ロシアと距離を置く姿勢を明らかにしました。
そのうえで「この戦争はわれわれのすべての関係に直接影響を与えるため不安を感じている」と語りました。
アルメニアはロシアが主導する軍事同盟「CSTO=集団安全保障条約機構」の加盟国ですが、隣国アゼルバイジャンとの係争地をめぐる紛争でロシアがCSTOによる派兵を行わなかったことに不満を示してきました。
ロシアのペスコフ大統領報道官は2日、「アルメニアの立場を考慮する」と述べるにとどめています。
こうした中、同じくCSTOに加盟するキルギスのジャパロフ大統領は2日、ウクライナ侵攻について「どんな紛争であれ交渉の場で解決すべきだと確信する」と述べました。
これでCSTO加盟国6か国のうち、カザフスタン、アルメニア、キルギスの3か国がウクライナ侵攻をめぐりロシアから距離を置く姿勢を示したことになり、ロシアの求心力低下を一層うかがわせる形となっています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









