長野県内では、3日明け方にかけて強い雨の降るところがある見込みで、気象台は、土砂災害に警戒するとともに南部では3日未明にかけて河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。

大型の台風2号は、2日午後9時には種子島の南東およそ230キロを、1時間におよそ30キロの速さで東北東へ進んでいます。

また、東シナ海から本州を通って日本の東にのびる前線に向かって、台風から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になっています。

このため長野県の中部と南部では、3日の明け方まで、強い雨の降る所がある見込みです。

1日午後7時の降り始めから2日午後10時までの降水量は、飯田市南信濃で254ミリ、御嶽山で250ミリ、阿智村浪合231ミリ、南木曽町217ミリ、阿南町216ミリ、飯島町208ミリなどとなっています。

3日に予想される1時間の降水量は、いずれも多い所で、北部5ミリ、中部10ミリ、南部20ミリで、3日0時からの24時間降水量は、いずれも多い所で、北部15ミリ、中部30ミリ、南部40ミリと予想されています。

気象台では、3日明け方にかけて土砂災害に厳重に警戒するとともに、南部では3日未明にかけて河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。