長野県内の大雨に関して、気象台は関東甲信地方で3日の午前中にかけて線状降水帯が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけています。

各地の24時間の降水量は飯田・南信濃で250.5ミリ、飯田市で159ミリなど長野県内17の地点で6月の観測史上最大を記録しています。

気象台は上伊那地域と下伊那地域に大雨洪水警報を、長野地域、大北地域などに大雨警報を出しています。

また、飯田市や伊那市など21の市町村に土砂災害警戒情報が出されています。

避難指示は飯田市、岡谷市などあわせて15の市町村で出されています。

篠ノ井線、中央東線、中央西線などのJR線としなの鉄道は、午後の列車を中心に終日、運転を見合わせ、3日は「特急しなの」が始発から一部運休となります。

中央自動車道は岐阜県と伊那インターの間で、国道19号は木祖村と南木曽町で通行止めになっています。

3日午後6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、南部120ミリ、中部80ミリ、北部30ミリと予想されています。

気象台は、関東甲信地方で3日の午前中にかけて、線状降水帯が発生する可能性があるとしていて、明け方にかけて土砂災害への厳重な警戒を呼びかけています。