顔写真が別人のものになったマイナンバーカードが交付されていた事がわかりました。なぜ、このような事が起きてしまったのか?取材すると、市のずさんな対応が明らかになりました。

マイナカードに別人写真「僕ってこんな顔?」

山内あゆキャスター:
「カードが交付されたら写真が全く別人のものだった」、こんなことが起きてしまいました。取材をすると、市の杜撰な対応が明らかに。なぜこのようなことが起きたんでしょうか?

マイナカードを発行された男性に話を聞くことができました。

三重県松阪市に在住の70代男性
「マイナカードが交付されて写真を見た時に、僕ってこんな顔しとんのかいなって。人に見てもらったら『全然違う』って言われた」

一体どのような流れだったのでしょうか。

今年2月に松阪市内の申請会場で、夫婦一緒にマイナカードの申請を行いました。その時に、市からの委託業者によって、その場で写真撮影をしてもらいました。

申請から2週間後に、男性の妻にはカードが交付されました。ただ男性には通知が来ませんでした。男性は「僕だけ来ないから、おかしいな」と思い始めたそうです。

さらに、その2週間後に「マイナカードを交付できますよ」という通知が来ましたが、交付されたマイナカードを見たところ、顔写真が“どうも自分ではない”と思ったそうです。そこで、いろんな人にも見てもらって、市役所に行って、一体どういうことなのかと説明を求めたそうです。

「市の職員から『写真を紛失してしまった』と言われ、『あったヤツを適当に貼った』とはっきり言われた」と70代の男性は取材に答えました。