台風や前線の影響で、長野県内は2日の夜遅くにかけて激しい雨の降る所がある見込みで、気象台は、関東甲信地方で2日の夜から線状降水帯が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけています。

大型の台風の接近に伴い前線の活動が活発となっていて県内は2日の朝から広い範囲で雨や雷雨となっています。

県と長野地方気象台は飯田市と喬木村に、午前11時10分土砂災害警戒情報を発表。

南部の木曽・下伊那地域に大雨洪水警報を、県内の広い範囲に大雨警報を出しています。

また、関東甲信地方では、2日夜から3日の午前中にかけて、線状降水帯が発生する可能性があるとして、土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒するようよびかけています。

3日正午までに予想される降水量はいずれも多いところで、南部200ミリ、中部150ミリ、北部100ミリとなっています。

この雨の影響でJRの「特急しなの」は午前10時以降長野駅と名古屋駅の間の上下線で運休のほか、篠ノ井線、飯山線、大糸線、飯田線、中央西線でも運休予定があります。

しなの鉄道も午後2時以降、順次全線で運休することにしています。

県教育委員会によりますと鉄道の運休に伴い県立高校の18校で終日休校となっているほか、木曽地域や松本・諏訪地域の小学校で安全確保のため下校時間を繰り上げるなどの対応となっています。