高山村で開かれた将棋の名人戦第5局で、藤井聡太(ふじい・そうた)六冠が勝って、史上最年少での名人位獲得と七冠を達成しました。

高山村の温泉旅館「藤井荘(ふじいそう)」で行われた名人戦七番勝負の第5局。

2日目の対局は、前日に、次の一手を書き留めた藤井聡太六冠の「封じ手」から再開されました。

会場近くの大盤解説の会場では、ファンなど200人が、決戦の行方を見守りました。

注目の一番は、午後7時前、4連覇を目指す渡辺明(わたなべ・あきら)名人が94手までで投了し、藤井六冠が名人のタイトルを獲得しました。

20歳と10か月での名人、そして七冠は、いずれもこれまでの記録を破る最年少記録です。