青森県八戸市のダムで、水質調査をしていたボートが転覆しました。
ボートには男性作業員2人が乗っていましたが、無事、救助されました。
着用していた救命胴衣についていた「笛」が迅速な救助につながりました。

1日午前10時半ごろ、八戸市南郷の世増(よまさり)ダムで「ボートが転覆して作業員2名がボートにつかまっている」とダム関係者から消防に通報がありました。
2人は約一時間後に救助され、市内の病院に運ばれましたが命に別条はないということです。
2人はダムを管理する三八地域県民局の発注を受けてダムの水質調査を行っていました。

※エヌエス環境 東北支社青森支店 古舘忠支店長「海やダム湖でしょっちゅう水質調査を行っていますけれども、転覆事故というのは発生した事例がありません」

これまで転覆する事例はなかったということですが、2人は着用していた救命胴衣についていた「笛」で異変を知らせました。この音に気が付いたダムの管理事務所の職員が消防に通報、迅速な救助につながりました。

※古舘支店長「転覆防止装置をオプションで取り付けて今後も転覆しないような形にしたいと考えています」

青森県や発注を受けた業者は再発防止を徹底するとしていて警察と消防が事故の原因など調べています。