2年後の2025年度をめどに合併する方針の八十二銀行と長野銀行が1日付けで経営統合し、長野銀行が八十二銀行の完全子会社となりました。

■八十二銀行 松下正樹頭取
「本日から新しい“グループ”という形でスタートさせてもらった。どうしても不便をかけることはあるがそれにまさる形で中身の濃いサービス提供ができれば」
八十二銀行の松下正樹(まつした・まさき)頭取と長野銀行の西澤仁志(にしざわひとし)頭取は、長野市の八十二銀行本店でそろって会見し、1日付けで長野銀行を八十二銀行の完全子会社とする経営統合を行ったことを報告しました。
2つの銀行は今年1月、経営統合に最終合意し、5月29日には金融庁から経営統合の認可を受けていました。

■長野銀行 西澤仁志頭取
「新しい銀行としてそのための重要な第一ステップをやっとここで迎えられたということで、期待や不安をお持ちの方もいるかもしれないが、そこにこたえられるように一生懸命にやっていきたい」
具体的な店舗の統合や人員配置などはこれから検討するとしていますが、ATMの相互利用の際の手数料無料化と、2行間の振込手数料の引き下げについて、今年10月からの実施を目指すとしました。
銀行の利用者は…

■利用者
「メインバンクで使っていたので、自分は長野銀行の良さがそのまま残ってもらえればありがたいかなと。幅広く使い道が広がるならいいんですけど…」
■利用者
「銀行同士のことで(経営統合を)やっているので、利用者にとってはどうかということは別問題ですからね。融資を受けているとかそういうところの対応(方針)が、(両行間で)もし違ってきた時に、そういう問題がこれから出てくるでしょうね」
2つの銀行は今後、2年後の2025年度中の合併に向けた協議に入り、年内には、合併の具体的な時期や合併後の行名の発表などについて、スケジュールを決定する方針です。














