長崎県は先月22日から28日までの感染症発生動向調査の速報を発表しました。
いずれも県内で指定された医療機関<定点>から報告のあった患者数です。
新型コロナ・インフルエンザともに前の週に比べて患者数が増加しています。
インフルエンザは、先月28日までの1週間で報告された患者数が1医療機関あたり「4.14」で、全国で2番目に高い水準となりました。
新型コロナ 前週から+21人
新型コロナウイルス感染症は、70の医療機関から298人の報告があり、前の週から21人増えました。
定点当たりの報告数は4.26です。
定点当たり報告数の多い保健所は──
県北保健所…8.00
県南保健所…7.88
壱岐保健所…7.33 となっています。
インフルエンザ 前週から+135人 全国2位の罹患率

またインフルエンザの報告数は290人で、前週より135人多くなりました。
定点当たりの報告数は4.14で、全国で2番目に多くなっています。
県内では1月9日からの週に 『注意報レベル』の10を超えて感染が拡大。2月上旬にピークを越え減少傾向が続いていましたが、先月8日からの週で再び増加に転じています。
小児の急性ウイルス咽頭炎の動向に注意
また県は、夏期に流行する小児の急性ウイルス咽頭炎「ヘルパンギーナ」の定点当たりの報告数が4.64と、警報レベルの6に近づいているとして、今後の動向に注意するよう呼びかけています。
「ヘルパンギーナ」は発熱と口腔粘膜に現れる水疱性発疹で、主に4歳以下の乳幼児が罹患し、例年6月から7月に感染のピークがあるということですが、今年は感染の拡がりが早くなっています。