第60回ギャラクシー賞贈賞式が行われ、「放送批評懇談会60周年記念賞」に、半世紀近く常にテレビやラジオの第一線で活躍し、放送界へ多大な貢献をしたとしてタレントのタモリさんが選ばれました。
受賞したタモリさんは、“この式場にきて、だんだんと事の重大さに気がつきはじめまして、60周年の節目に私が受賞していいのかと。本当に、光栄に思っております。ありがとうございました”と恐縮。しかし、“作品なら私1人の力じゃないんですが、今回はお前よくやったぞということですから、ちょっと意味が違うんですよね”と受賞の喜びを噛み締めました。
さらに、“私、この世界に入りまして、ずっと活動したんですけども、ほぼ半分は非難の歴史。最初に「テレビでサングラスをかけるな」から始まって…。 白いブリーフ1枚でイグアナをやったり、非難は当然だと思う。ようやくここいらで褒め始めて、ちょっと気持ち悪く思っている”と笑いを誘いました。
今回の受賞理由は「批評性に富んだ笑い」でしたが、タモリさんは、“過大評価です。過大評価に最近苦しんでいる。批評性はない。心がひねくれていますから、それが出ているだけ。力も技術もない。ありがたいが、過大評価です”と苦笑いで謙遜。
今後のテレビ業界については、“今、地上波は、ちょっと下り坂になっているみたいで、関係者にしても色々ご苦労なさっていると思う。まだまだ、やる余地があるところがあると思うので、今後、それを見つけてやっていきたいと思います”と意気込みを語りました。
受賞者
放送批評懇談会60周年記念賞:タモリ
マイベストTV賞 第17回グランプリ:ドラマイムズ「美しい彼」(シーズン2)萩原莉久、八木勇征
テレビ部門個人賞:長澤まさみ
ラジオ部門・DJパーソナリティ賞:安住紳一郎(TBSアナウンサー)
【担当:芸能情報ステーション】














