ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏から性被害を受けたと告発している元ジャニーズJr.の男性が、国会に提出されている児童虐待防止法改正案の成立を訴えました。

立憲民主党のヒアリングに出席した二本樹顕理さんは、13歳だった在籍当時、ジャニー喜多川氏から10回以上の性被害を受けたと証言。仕事がもらえなくなることを恐れて拒絶できず、「誰に相談して良いかもわからなかった」としました。

国会に提出されている児童虐待防止法の改正案では、地位を利用した第三者による虐待の疑いを発見した場合、警察への通報義務を盛り込んでいます。

二本樹顕理さん
「子どもたちの性被害を見て見ぬふりをしないで、本当に取り組んでいただきたいというのが切実な願い」

二本樹さんは、改正案について「こうした法律があれば、被害は拡大しなかっただろうし、私も被害にあわずに済んだ」として法案の成立を訴えました。