三重県のこども園で、園児に給食を4時間にわたって食べさせるなど不適切な保育があった問題。ボイスレコーダーにはその実態が残されていました。

保育士「パンツやなくておむつや、恥ずかし~。早く食べてお片付けを早くしてたらこんなことにならなかったでしょ」
子どもの気持ちがわからなかったのでしょうか?
今年2月、私立・長寿認定こども園で、給食を食べ切れなかった園児に対し、保育士が約4時間にわたって食べるよう指導を続け、園児がトイレに行けず失禁してしまった問題。
保育士「すっぽんぽんや、恥ずかし~。おちんちん丸見えや~。赤ちゃんみたい。先生が泣きたいわ。え~ん」
この音声は、3歳の娘の様子がおかしいと感じた母親が、娘の荷物のなかにボイスレコーダーを入れて録音したものです。

母親「今年2月当初は夜、保育園に行く準備をすると、自分の髪の毛を思い切り引っ張って抜く動作をしていた。保育園に行くことがストレスだったのかなと」
娘は、保育士が男の子を投げ飛ばすところを見ていたと言います。

母親「『先生がNくんをこうやって投げるんだよ』と」
投げ飛ばされたというNくんは発達に遅れがあり、しゃべることができませんでした。そんなNくんを保育士は投げ飛ばしたり、給食を食べさせなかったりしていたというのです。