宮城県女川町の離島、出島(いずしま)と本土を結ぶ「出島架橋」の組み立て工事が、いま、女川港で行なわれています。30日は、その工事現場を地元の中学生が見学しました。

出島架橋の組み立て工事を見学したのは、女川中学校の1年生24人で、高所作業車に乗るなどして、どんな作業が行なわれているかを学びました。

出島架橋は、女川町の離島、出島と本土の竹浦地区の間に架けられる長さ364メートルのアーチ橋です。町は、1979年から、利便性の確保などを目的に国や県に整備を求め、2018年7月から橋の本体工事を始めました。女川港で行われている橋の組み立て工事の進ちょく率は、およそ90%です。

女川中学校の生徒:
「造るのは大変ですけど、できたらぜひ(出島に)行ってみたいです」


「たくさんの人が通って笑顔になればいいなと思う」
女川町建設課 佐藤司課長:
「実際、橋が架かったらぜひ出島に渡ってきょうの見学したことをあらためて実感してもらえれば」

出島架橋の総事業費はおよそ170億円です。組み立てた橋は、今年の秋に船で現地に運ばれ、来年12月の開通を目指し、架設工事が進められます。