北朝鮮が早ければあさってにも「衛星ロケット」を打ち上げると予告したことについて、中国政府は「各国は真剣に反省すべきだ」と北朝鮮寄りの姿勢を示しました。

中国外務省 毛寧報道官
「各国はどうして現在の局面になったのか真剣に反省すべきだ」

中国外務省の毛寧報道官は、さきほど記者会見で北朝鮮が「衛星ロケット」を打ち上げると通告したことについて、「各国はどうして現在の局面になったのか真剣に反省すべきだ」と主張しました。

アメリカと韓国が“過去最大規模”の実弾射撃訓練を実施したことなどを念頭に置いたものとみられ、「各国が対話を通じて解決するよう希望する」としています。

中国外務省は北朝鮮が2016年に「衛星」の打ち上げを通告した際には「重大な懸念を表明する」としていましたが、今回の「衛星ロケット」打ち上げについては懸念を表明せず、アメリカに対抗する形で北朝鮮寄りの立場をとる姿勢をみせています。