上越市で創業1815年の酒蔵「妙高酒造」がつくったリキュールが人気となっています。1週間で1000本が完売という、その味は「新潟を代表する名産」の味です。

妙高酒造の杜氏 平田正行さん

【妙高酒造 平田正行 杜氏】
「社長もニンマリ。想定外の希望の星ですね」

1815年創業の妙高酒造。杜氏が「希望の星」と期待を寄せるのは、濁り気のある緑色のこのリキュール。その名も『笹だんごリキュール』です。

【記者リポート】
「笹の風味とあんこの甘みがマッチして、まさに“飲む笹団子”です」

【妙高酒造 平田正行 杜氏】
「果たして、私ども日本酒だけで食べていけるのか少し疑問に感じまして…」

これまで日本酒だけを作ってきた妙高酒造。消費者の好みが変化する中、新たにリキュールの製造に挑むことに。そこで目を付けたのが県民にとって馴染み深く、お土産としても人気の笹団子でした。

企画からおよそ7か月、清酒に上越市産の笹の葉を煮出した汁と、よもぎエキスとあんこを混ぜて笹団子の味を完璧に再現。5月中旬に1000本限定で販売したところ、わずか1週間で完売したそうです。

【妙高酒造 平田正行 杜氏】
「社内全員でいろんな形で自由に意見を出し合って、ひとつの商品として作り上げていく。それによって、『こういうリキュールもできるんだよ』と消費者の皆さんに分かってもらえると幸いです」

温めても、牛乳で割っても美味しく楽しめる『笹だんごリキュール』。
6月上旬から再出荷の予定です。