温泉に入るスノーモンキーとして世界的に知られる長野県山ノ内町の地獄谷野猿公苑(じごくだに・やえんこうえん)で二ホンザルが出産の時期を迎え、かわいらしい赤ちゃんザルが訪れる人たちを楽しませています。

日陰や川のほとりでのんびりと過ごすニホンザルたち。

この時期注目を集めるのが…

生まれたばかりの赤ちゃんザルです。

春から初夏にかけて出産の時期を迎える二ホンザル。

およそ200匹の群れで生活している野猿公苑のサルは、4月21日に今シーズン初めての出産が確認され、5月25日までに25匹が生まれました。

■新潟から訪れた観光客
「可愛いサルがいっぱいいて愛おしさも感じたりして」

母親のお腹にしがみつき、必死でおっぱいをのんだり…

背中に乗って一緒に散歩に出かけたり。

観光客は、サルたちの愛らしい姿を写真に収めていました。

■上田市から訪れた観光客
「眺める以前、こんなに近寄って来てくれる。柵がないというのは驚きであり感動の距離ですね。びっくりしました」

取材カメラにも興味津々の赤ちゃんザル。

2匹でじゃれあうかわいらしい姿もこんなに間近で撮影することができました!

冬は温泉に浸かる「スノーモンキー」として有名な野猿公苑のサルたちですが、この時期は違った姿を見ることができます。

温泉ではしゃいでいるのは子どもや若いサルです。

気温が高く、親ザルが温泉に入らない今の時期は湯舟が格好の遊び場になります。

■地獄谷野猿公苑 滝沢厚さん
「サルたちの様子とか見ていくと意外と私たちの知らないことをしているなとか色々な発見があると思うので、赤ちゃんを楽しみながサルの動きや姿を楽しんでもらえれば」

ニホンザルの出産は6月いっぱいまで続きそうだということです。