アメリカと中国の通商担当の閣僚が25日、ワシントンで会談しました。米中閣僚の会談は、2月にアメリカ上空で中国の気球が撃墜されて以降、初めてです。
アメリカと中国の商務省の発表によりますと、レモンド商務長官と王文濤商務相は25日、ワシントンで会談しました。
半導体などの輸出規制をはじめ通商政策をめぐり議論したとしていて、アメリカ商務省は「率直かつ、実質的な意見交換」を行ったとしています。
会談では、レモンド氏が中国で事業を行うアメリカ企業に対する中国の措置に懸念を表明した一方、王氏はアメリカによる半導体分野での輸出規制や投資の審査に懸念を示したということですが、今後も対話を続けることでは一致したとしています。
米中の閣僚が会談するのは、2月にアメリカ上空で偵察用とされる中国の気球が撃墜されて以降、初めてです。
王氏は26日にUSTR=通商代表部のタイ代表とも会談する見通しで、まずは経済分野から米中の直接対話が再開しています。
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