中野市で25日、猟銃と刃物を持った男が民家に立てこもり、警察官を含む男女3人が死亡した事件で、男は現場に住む中野市議会議長の息子とわかりました。

25日午後4時過ぎ、中野市で男が女性を刺したと通報があり、警察が駆け付けたところ、男が発砲しました。

男は、猟銃と刃物を持っていて、合わせて男女4人が撃たれたり刺されたりして、
いずれも中野警察署の玉井良樹警部補46歳と池内卓夫巡査部長61歳、近くに住む村上幸枝さん66歳が死亡しました。

さらに、現場近くにも男性が倒れているものの、搬送できていないということです。

警察によりますと、現場は中野市議会の青木正道議長の自宅で、男はこの家の息子だということです。

これまでに、男の母親と別の女性が現場から逃げ出し、警察に救助されています。

また、青木議長は無事が確認されています。

現場近くでは25日夜に発砲音とみられる音が2回確認されていますが、現在は膠着状態が続いています。