アメリカ軍と韓国軍が、過去最大規模とする実弾射撃訓練を始めました。北朝鮮は反発していて、挑発行動に出ることも予想されます。

「合同火力撃滅訓練」と呼ばれているこの訓練は、南北の軍事境界線から30キロあまりの韓国・抱川にある演習場で25日、始まりました。

韓国国防省によりますと、600以上の戦車や攻撃ヘリなどが参加し、過去最大の規模だということです。

初日の訓練は、北朝鮮から一斉攻撃を受けた後、火力を集中させ、反撃に転じるシナリオなどを基に実施されました。

一方、北朝鮮の国営メディアは訓練が始まる前の19日、「典型的な侵攻の演習だ」、「看過できない」などと訓練を強く非難していて、北朝鮮が再び挑発行動に出る可能性もあります。

「合同火力撃滅訓練」は、来月15日までにあと4回実施される予定です。