東京商工リサーチ岡山支店によりますと、岡山県倉敷市に本社を置くアンドディハウスは、きょう(25日)付で岡山地裁倉敷支部に破産を申請しました。2023年3月期時点の負債総額は約15億円に上るということです。

アンドディハウスは、低価格帯の物件を中心に若年層をターゲットとし、岡山市・倉敷市を中心に住宅の建築を手掛け、ピーク時の2011年12月期の売上高は30億円に上りました。

しかしその後は同業者との競合で受注面が後退。2020年3月期に3300万円、2022年3月期に4430万円の赤字を抱えた一方で、不動産の取得資金を借入金で賄っていたことから、2022年3月末で13億円の借入金がありました。

その後2022年8月に、岡山店を閉鎖し倉敷市近辺の営業に注力していましたが、ウッドショックなどで建築材料が高騰し収益がさらに悪化していました。

東京商工リサーチ岡山支店によると、岡山県内の負債10億円以上の倒産は、2021年9月以来だということです。